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【感想】中原淳一の人形 ー人形への熱き想いと作り方のすべてー

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読書感想
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書誌情報

書誌情報

タイトル:中原淳一の人形 ー人形への熱き想いと作り方のすべてー

編集者:REED・中原蒼二・中原利加子・高橋洋二

出版社:平凡社

出版年月日:2001年7月25日

ページ数:189ページ

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概要

中原淳一さんが雑誌等にて発表した、人形についての記事がまとまった本です。

だいたい35体の人形の作り方と、人形に関するエッセイ等が載っています。

掲載されている人形は、日本におけるフランス人形と、ぬいぐるみの二種類。

実物大型紙が30点ついています。型紙が付いていない人形は、作り方のページに布の切り方が書いてあります。

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「中原淳一人形集 すぐできるぬいぐるみ」との違い

「中原淳一人形集 すぐできるぬいぐるみ」は、中原淳一さんのぬいぐるみについての記事をまとめた本です。

掲載してある人形の違い

「すぐできるぬいぐるみ」に掲載のぬいぐるみは、「中原淳一の人形」に掲載されているものとほぼ同じです。一部、無いものもあります。

「すぐできるぬいぐるみ」にフランス人形の掲載はありません。※数体、等身の高い和装人形の作り方は載っています。

記事の内容の違い

作成手順の挿絵が違います。「すぐできるぬいぐるみ」は、おそらく雑誌掲載当時の記事をスキャンしたものを載せてあります。「中原淳一の人形」は、スキャンしたものを載せている人形と、挿絵をパソコン上でなぞったもの(手書きの字もパソコンで打った文字)を載せている人形の二種類があります。「すぐできるぬいぐるみ」の方が、掲載当時の雰囲気が残っています。

また、どちらも雑誌の記事を編集してまとめているようです。そのため、掲載当時の記事と全く同じではありません。特に、「中原淳一の人形」は現在手に入る材料で作成できるように編集されています。

まとめ

以下の選び方をおすすめします。

フランス人形について知りたい・人形を実際に作りたい→「中原淳一の人形」

挿絵や、掲載当時の雰囲気を感じたい→「すぐできるぬいぐるみ」

感想

この一冊で、中原淳一さんの人形について詳しく知ることができました。大きいサイズの本に字がびっしりで、情報量が多いことが魅力に感じました。

そして、現代でも作りやすいように記事が編集されていることがとてもよかったです。特に、牧野哲大さんによる現在手に入る材料での人形の作り方手順が載っていることがありがたいです。

牧野哲大さんの本はこちら。

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